第四人称の語り部

コトバを生きる日々/ 俳人 /【俳句てふてふ】▶︎▶︎川辺一生

2022-11-19から1日間の記事一覧

【読むと書く日々②】悲劇の形

貧しさゆえの飢えと渇き。 七人の幼い子どもたちを食べさせるため、 男はたった一片のパンを盗んだ。 貧困が背中を押したその男がいま、 獄につながれようとしている。 この男も他の者たちと同じように地べたにすわっていた。 彼には、これは恐ろしいものだ…