愛する家族を送り出した かなたへ、渡ってゆく魂を こころを置いて 時間だけが過ぎてゆく その空白に一点のシミのように 問いが広がっていった 「なぜ、生きねばならないのだろう」 生きる意味も 生きる力も 無限に後退していくような気がした 怖いと思った …
愛する人を亡くしたとき 私はコトバを手元に残した。 2023.09.06 手に食い込む棺の重さが痛い 吹きつける一月の風の冷たさが その痛みを余計にする 黒の服に点々と 粉雪が積もる うっとうしい寒さにやり切れず 曇天の空を睨んだ 我が愛する者が いま あなた…
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