2022-01-02 【自作詩 #2】 初売りの 買い物袋が揺れている 手をとり 腕を組み 行き交う家族 恋人たち どの顔も晴れやかで 場違いなのは私だけ 重箱も おせちも 過去の記憶 つめたい部屋に帰れば たったひとり ほかほかのコンビニ弁当は ちっともこころをあたためやしない せめてものなぐさめに あなたに向けて詩を一篇