2022-01-01 【自作詩 #1 】 霊感などない私には そのひとの声は聞こえない それでも霊性はこの身に宿る たしかな経験とこころを通じて そのひとのコトバは呼びかける 差し出された手のあたたかさ 古い書物のやさしいコトバ 通り過ぎた出来事 目に見えないからこそ 目に見える形で 目に見えないからこそ この身の内に コトバはある だから、私はそのひとを知っている