第四人称の語り部

コトバを生きる日々/ 俳人 /【俳句てふてふ】▶︎▶︎川辺一生

朝の習慣。夜の習慣。

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習慣やルーティンというものを

持たずに生きてきた。

 

めんどくさがりが災いして

何事も続かないのだ。

 

そんな中、今年に入ってから

朝と夜に「書く」ことを始めた。

 

自分との対話が必要だった。

 

用意するものは、ノートとペン。

書き出す内容は決まっている。

 

朝は、

「自分の人生が素敵な理由」を書き出す。

 

・仕事を頑張っている

・大切な家族がいる

 

自分の人生が輝いている証拠集めをしていく。

 

些細なものでも構わない。

むしろ、些細なものこそ書き出していく。

 

・好きな音楽がある

・行きつけのコーヒー屋さんがある

 

周りから見てではなく、

自分が素敵であると思えること。

 

思いつく限りなんでも。

 

夜は、

「いま、感謝できること」を書き出す。

 

・今日一日を無事に終えた

・健康で生きている

 

当たり前だけれど、ありがたい。

そう思えるものを掘り起こしていく。

 

それぞれ必ず10個以上書く。

焦らずに、じっくりと向き合う。

 

あたたかいブレンドコーヒーを飲みながら、

大好きな音楽をかけながら、

 

ゆっくり、自分と対話を重ねる。

 

すると、

今まで通り過ぎてしまっていた

日常の大切な一コマに気づく。

 

いま、あるものが見えてくる。

いま、この瞬間に豊かであることに気づいていく。

 

人間は失って初めて

大切なものに気づくことが多い。

 

大切にできたはずなのに。

その後悔はあまりに苦い。

 

だから、いまこの時から

 

気づいていく。

大切にしていく。

 

平凡な毎日が、

愛おしくなる。